第11章母の予感
宴の翌朝いつものように『まお!はよおきらんか!』と、祖母の声で始まる。祖母の声が聞こえ、やっと!目が覚める。いつもの朝が始まる!なぜか?
私は昨夜の後半があまり覚えていない。『おはよう!』
『わー!どうして貴方がいるの!よしき!』
『覚えてないの?』と、よしきは意味ある笑顔で答える。
『なぜ!なぜ?』と、洋服を着ているのを確かめて安堵しながら『私たち?』と、言うと!
『うるさい!』と、まりあがベッドのそばのソファーから!
『静かにしろよ!』と、ぐんさんが!
『眠たい。』と、勇が!
『何?何人この部屋にはいるの?』と、ベッドから起きた。
私の部屋に雑魚寝している同級生!を確認。
慌てて時計を見るとまだ6時半!
雑魚寝の女の子達はすやすや寝ている。いつものことだけど、すやすやと!
台所に行くと祖母がコーヒーを母と飲んでいた。
『ばあちゃん!おはよう!まま!おはよう!』と、まおは言ってコーヒーカップを食器棚へ向かう。
『こら、おはようございます!でしょ。いつから、おはよう!になったの?』と、母は親らしい事を言って怒るポーズをする。
『親しみを込めてるの!』と、コーヒーをたっぷり入れる。
『まお!ここに座りなさい。』と、椅子を指さして母は静かに言った。
『わかった。おはようございます!って言います。』と、母の前の椅子に座る。
『当たり前よ!目上には敬意を!忘れちゃダメよ。ところで最近、変わった事無い?』と、母は穏やかに話し出した。
『何もない。ヤマトさんが訪れてる以外は4人のボディーガードが私を守ってるくらい。』と、母に答える。記憶が蘇る事を伝えるのはまだ早いと考え伝えなかった。
お気楽な性格の母で、娘の心を読むような質問はしない。
以心伝心のように伝わり、いつも母の優しい笑顔で娘に安心を与える。
そばで祖母も二人を見守る。母は私を守り、祖母は娘と孫の二人を守る。
そして、祖父は女性3人を守る。祖父を尊敬している母と祖母!父の不在が多い我が家の掟のようです。
長崎の中でも五島は気性が荒い。
『肋骨が一本足らない!』と表現されて、五島の中でも下五島は気性が荒い。五島の中でも富江は気性が荒い!
富江の中でも黒瀬は気性が荒く、黒瀬の言葉使いは荒っぽい!黒瀬の男性は喧嘩が強く気性が荒いことで有名!!でも、最近ではあまり争う事なく生活しています。
御婦人の間でも争いが絶えなかったが、最近は少なくなって口うるさい方はいない。
比較的祖母は女性との争いは起こさない人で、けして女らしいおとなしい女性ではないが、ただ昔のしきたりを重んじるタイプ。
母になると海外にしょっ中行くため、留守が多いので交流がない。
父は祖先が四国のせいか温厚の方で、皆が言うような黒瀬っぽい男性ではないらしい。
『ばあちゃん、今!みんな私の部屋で寝てるよ。コーヒー持って行くね。手伝って!』
『ここに呼べば!外人さんも昨夜は遅くまで飲んでたけど大丈夫かな?』と、祖母はみんなの心配をし出した。
『昨夜は楽しかったね!』と、母は私に言いながらみんなのコーヒーを入れ始める。
『みんなの楽しく飲んでいたね。外人さん達も日本語を上手に話してくれて!男子もグンさんと釣りの話で盛り上がって!』と、母の方を見ると頷いている。
『ママは渡辺さんと話しをしていたでしょう!何を話していたの?私のこと?教えて!』と、母の方へ近づきながらお願いした。
『あなた彼と何か話した?何か質問されなかった?』と、急に質問を質問で返して、真面目な顔で話し出す。
『彼とイギリスで会って何度か話したことはあるけど、どっか?違うの。以前お会いした渡辺さんとどっか?違うの。気のせいかもしれないけど。』
と、母が言っていると玄関の呼び鈴が鳴った。
『奥さん!』と、玄関を開け叫んで呼ぶ。
続きを読む: 盈進に死す!//第11章母の予感
コメントを残す